コンテンツマーケティングは、BtoBマーケティングでよく取り組まれている手法です。自社でも実施を検討している、またはこれから始めようとしており、「そもそもどのような種類があるのか」「やるからには成果を出したい」といったふうにお考えの担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか?
本記事では、コンテンツマーケティングの代表的な種類をお伝えしたうえで、成功させるためのコツも伝授します。成果を上げるためにも、コンテンツマーケティングの概要を理解したいご担当者様は、ぜひご一読ください。
コンテンツマーケティングとは
コンテンツマーケティングとは、ユーザーにとって有益なコンテンツを提供することによって商品・サービスの認知度を高め、顧客を獲得するためのマーケティング手法です。インターネットの普及により、顧客自身が情報収集するようになったことから、コンテンツマーケティングを取り入れるBtoB企業は増加傾向にあります。
コンテンツの種類には、記事や動画、ホワイトペーパーなどさまざまなものがあります。たとえば、本記事も「記事コンテンツ」の一例であり、SEOや顧客理解の向上目的で活用できるのが特徴です。
ただし、種類によって、特性やターゲット、流入経路などが異なるので、目的に合わせて実施するコンテンツを選ぶことが重要です。なお、種類の詳細は次項でお伝えします。
また、コンテンツマーケティングの基本については、こちらの記事で詳しく紹介しています。基礎固め、または復習としてもぜひご活用ください。
「【完全版】コンテンツマーケティングとは?成功につながる手順や事例を紹介」

コンテンツマーケティングの主な種類
コンテンツマーケティングを成功させるには、ターゲットや目的に応じてコンテンツの種類を使い分ける必要があります。代表的な種類として、以下の8つを見ていきましょう。
- 記事コンテンツ
- SNS
- 動画コンテンツ
- ホワイトペーパー
- ウェビナー
- メールマガジン
- ランディングページ(LP)
- プレスリリース
ここでは、それぞれの特徴や活用ポイントを解説します。
中長期的な流入や集客が期待できる、記事コンテンツ
SEO戦略においても重要な役割を果たし、効果的なキーワード選定やユーザーファーストな内容の追求によって、検索エンジンのランキングを向上させられる可能性があります。
- ブログ記事で製品やサービスの使い方を詳しく解説
- ニュース記事で業界の最新動向を提供
- インタビュー記事で専門家の声や事例を紹介
さらには、高品質な記事を定期的に増やすことで、サイト流入やリード獲得の基盤を作れます。また、視覚要素や内部リンクを取り入れることで、エンゲージメントを高め、サイト内の滞在時間を延ばすことも可能です。
質の高い記事コンテンツが増えるほど、流入や集客が見込めるため、中長期的に取り組むべき施策の一つと言えるでしょう。ただし、 成果が出るまで根気強く続ける必要があり、定期的な更新と品質の維持が難しい場合は外注も選択肢の一つです。
投稿の拡散によって多くの人々にリーチできる、SNS
また、SNSでは、双方向のコミュニケーションが可能で、リアルタイムでのフィードバックを得られるのが特徴です。ユーザーからのコメントやシェアを通じて投稿が広範囲に拡散しやすく、潜在顧客へリーチする機会を増やせます。
そして、特にSNSは、視覚的な表現や広告機能の活用によって、より効率的な情報発信が可能です。
- 投稿に写真や動画を組み合わせてストーリー性を強化
- 広告で特定のターゲット層にリーチ
- コメントや反応を分析して次の投稿に活かす
これにより、リアルタイムでユーザーの反応を確認しながら改善を続けることができます。
SNSを運用するメリットや企業向けのSNSの種類にご興味がある方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
「コンテンツマーケティングに必須のSNSのメリットは?運用時の注意点も紹介」
大量の情報を短時間で伝えられる、動画コンテンツ
動画コンテンツには、商品の使い方を紹介するチュートリアルビデオやブランドのストーリーを伝えるプロモーションビデオなど、さまざまな形式があります。視覚的な魅力とストーリーを組み合わせることによって、視聴者の感情に訴えかけ、インパクトを与えることが可能です。
- 商品やサービスの使用方法を動画で分かりやすく説明
- ブランドや企業の取り組みをプロモーション動画で伝える
- ランディングページ(LP)やSNSに埋め込み、興味を引く
動画を活用したコンテンツマーケティングについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。
コンテンツマーケティングに動画を取り入れるべき重要な理由と活用ポイント

より専門的な情報を提供できる、ホワイトペーパー
ホワイトペーパーは、コンテンツマーケティングの一環として、関心の高いユーザーに対して専門的な情報を提供するための文書です。自社サービスの詳細な情報や導入事例、業界の知識などがまとめられています。
- 導入事例や業界動向を詳しく解説
- 製品・サービスの技術情報や仕様を提供
- ダウンロードで取得した情報をマーケティング施策に活用
これらの取得データを活用することで、リードの関心に合わせた次の施策を計画できます。
ホワイトペーパーの基本については、こちらの記事で詳しく紹介しています。ホワイトペーパーについて詳しく知りたい方は、あわせてご覧ください。
BtoBマーケティングに欠かせないホワイトペーパーとは?作成手順や参考事例を徹底解説!
居住地に関わらずセミナーを開催できる、ウェビナー
ウェビナーはオンライン上で実施するセミナーです。オフラインでのセミナーを開催できなかったコロナ禍に急速に普及したBtoB向けのコンテンツマーケティングの手法とされ、以下のような活用ができる点が特徴です。
- 専門家によるノウハウや製品・サービスの解説
- リアルタイム配信で参加者からの質問にリアルタイムで回答が可能
- 録画をWebサイトやSNSや後日に再利用が可能
- 参加者データを分析して次の施策に反映
カスタマイズした情報を定期的に配信できる、メールマガジン
メールマガジンは、Eメールを使って定期的に情報を発信するコンテンツマーケティングの手法です。新製品やイベント情報、業界ニュースなどをユーザーに直接配信することができます。
ホワイトペーパーのダウンロードやウェビナー参加者など、獲得したリードに向けて配信することで、リード育成や購入促進につなげられます。
- 件名やコンテンツを工夫して開封率を向上
- ターゲットに応じた情報を柔軟に配信
- 定期的な配信でブランド認知を維持

特定の商品・サービスを紹介してCVにつなげる、ランディングページ(LP)
- 商品やサービスの詳細情報を1ページにまとめて紹介
- 広告感を弱め、読み物型の記事でユーザーに寄り添った表現
- 明確なベネフィットやメッセージを提示
- A/Bテストでデータに基づき改善
ランディングページは、とにかく情報を集約して直感的に伝えるデザインが重要で、行動を促すことを意識しましょう。
また、設計が不十分だと離脱率が高まるため、A/Bテストを実施しデータをもとに継続的な改善を行うと、より良い成果が期待できます。
ランディングページの基本については、こちらの記事で詳しく紹介しています。ランディングページについて詳しく知りたい方は、あわせてご覧ください。
LP(ランディングページ)とは?作成手順から運用時のポイントまで紹介【基礎知識】
最新情報を広く届けられる、プレスリリース
プレスリリースは、企業のニュースや新製品・サービスの情報を報道機関(メディア)を通して公式に発信する文書です。メディアや一般ユーザーに向けて信頼性の高い情報を届けることができ、ブランドの信用力向上にもつながります。定期的に公開することで、検索エンジンからの流入やSNSでの拡散も期待できます。
さらに、プレスリリースは他のコンテンツと連携させることで、マーケティング全体の効果を高めることも可能です。たとえば、記事コンテンツやSNS投稿に取り上げてもらうことで、多角的に情報を拡散できます。
- 新製品やサービスの発表で注目度を高める
- 企業の取り組みやキャンペーンを広く知らせる
- メディア掲載やSNSでの拡散を促進
- 公開タイミングを工夫し、他コンテンツとの連携で効果を最大化
プレスリリースは単独の情報発信にとどまらず、ブランド認知拡大やリード獲得のきっかけとしても活用できるため、コンテンツマーケティング戦略に組み込む価値があるでしょう。
【コンテンツ種類の比較表】
ここまでご紹介した各コンテンツは、それぞれ目的や効果、運用方法が異なります。最後にあらためておさらいして、どのコンテンツが自社のマーケティング施策に適しているかを確認してみましょう。
|
コンテンツ |
主な目的 |
メリット |
活用例 |
|
記事コンテンツ |
|
|
|
|
SNS |
|
|
|
|
動画コンテンツ |
|
|
|
|
ホワイトペーパー |
|
|
|
|
ウェビナー |
|
|
|
|
メールマガジン |
|
|
|
|
ランディングページ(LP) |
購買、問い合わせへの誘導 |
|
|
|
プレスリリース |
|
|
|
コンテンツマーケティングの種類選びで成功するためのコツ
思いつきでコンテンツを制作しても、十分な成果を上げることは叶いません。せっかく予算や人的リソースを投じてコンテンツマーケティングに取り組むのであれば、以下のコツを押さえておきましょう。
- コンテンツマーケティングの目的を明確にする
- ペルソナを設定する
- マーケティングプロセスに応じたコンテンツを選ぶ
- コンテンツマーケティングの知見が豊富な会社に相談する
費用対効果を高めるためにも、ぜひこれら4つを意識してみてください。
コツ(1) コンテンツマーケティングの目的を明確にする
あらゆるビジネス施策に該当しますが、コンテンツマーケティングを成功させるための第一歩は、その目的を明確にすることです。
目的を明確化することで、どのような種類のコンテンツが向いているのかを判断しやすくなります。
|
目的例 |
適したコンテンツ |
効果・狙い |
| ブランド認知向上 | SEO記事、SNS投稿 | 潜在顧客へのリーチ拡大 |
| リードジェネレーション | ホワイトペーパー、ウェビナー | 詳細情報提供で興味を育成 |
| 購入促進 |
ランディングページ(LP) |
申し込み・購入につなげる |
たとえば、ブランド認知度を上げたい場合はSEO記事やSNS投稿が向いています。一方でリード獲得が目的であれば、より専門性の高いホワイトペーパーやウェビナーを活用するのが効果的です。
このように、目的が明確であれば適切なコンテンツの種類を選定し、効果的なマーケティング戦略を構築することが可能となるというわけです。
コツ(2) ペルソナを設定する
コンテンツマーケティングの成功には、ターゲットのニーズや関心を深く理解することも不可欠です。そのためには、ペルソナの設定が効果的です。
| 項目 | ペルソナ例 |
|
年齢 |
30代後半 |
|
職業 |
BtoB営業担当 |
|
趣味 |
ゴルフ、読書 |
|
課題・関心 |
業務効率化、最新業界動向の把握 |
コンテンツマーケティングでは、ユーザーに寄り添うコンテンツの制作が重要ですから、このようにペルソナの設定によって、ユーザーの興味や抱えている悩みを発見しやすくなるのです。
なお、ペルソナは1回設定すれば終わりではなく、時代の変化や市場の動向に応じて見直しや更新を行う必要があります。また、自分たちにとって都合の良いユーザーにしないようにしましょう。

コツ(3) マーケティングプロセスに応じたコンテンツを選ぶ
コンテンツマーケティングを成功させるには、マーケティングプロセスに沿って適切なコンテンツを選ぶことも意識しましょう。
ユーザーの態度変容を「認知」「興味・関心」「比較・検討」「購入」の4つの段階で分けた場合、それぞれの段階で最適なコンテンツの内容は変わってきます。たとえば、
|
ユーザー段階 |
目的 |
推奨コンテンツ例 |
| 認知 | ブランドを知ってもらう | SEO記事、SNS投稿 |
| 興味・関心 | 理解を深める | ブログ記事、動画コンテンツ |
| 比較・検討 | 詳細情報で比較 | ホワイトペーパー、ウェビナー |
| 購入 | 行動を促す | ランディングページ(LP) |
認知段階では潜在顧客にブランドを知ってもらうことが目的なので、SEO記事やSNS投稿が有効です。比較・検討段階ではホワイトペーパーやウェビナーなど、より専門的な情報を提供することで信頼感を高めることができます。
各段階において、ユーザーの状況に合わせたコンテンツを提供していくことが大切なのです。
コツ(4) コンテンツマーケティングの知見が豊富な会社に相談する
コンテンツマーケティングを成功させるには、自社だけですべてを賄うのではなく、専門家のアドバイスを得ることも重要です。効果的な戦略や最新のトレンドを取り入れるためにも、コンテンツマーケティングの知見が豊富な会社に相談することをおすすめします。
| 相談するメリット例 |
具体的な効果 |
|
戦略提案 |
自社に最適なコンテンツの種類を判断できる |
|
戦術アドバイス |
SEOやSNSなど最新施策の取り入れられる |
|
外部視点 |
社内では気づきにくい課題を把握できる |
|
リソース活用 |
限られた社内リソースで効率的に実施できる |
専門の会社に依頼すれば、自社に適したコンテンツの種類の提案はもちろん、全体的な戦略の構築についても具体的なアドバイスを受けることができます。また、外部の視点を持つことで、社内では気づきにくい課題や改善点を指摘してもらえることもあるでしょう。
知見が豊富な会社に相談することによって、自社のリソースを効率的に活用しながら、コンテンツマーケティングの成功に最短距離で近づけます。
コンテンツマーケティングの種類を選ぶ際は、ターゲットや目的に合わせることが大切
本記事では、コンテンツマーケティングの代表的な種類を詳しくお伝えしました。
コンテンツマーケティングに取り組む際は、どのコンテンツを選ぶのかが成功の鍵を握ります。なぜなら、種類によって、特性やターゲット、流入経路などが異なり、目的に合わせてコンテンツを選ばなければ成果を上げることはできないためです。具体的には、ブランド認知度の向上を目指すならSEO記事やSNS投稿を、リードジェネレーションが主な目的であれば、ホワイトペーパーやウェビナーなどを選びましょう。
.jpeg)
コンテンツマーケティング担当者/Webライター。旅行会社での勤務を経て、コロナ禍をきっかけにEC業界へ転職。アドバイザー業務で得た「素敵な商品やサービスを、自分で書くことで世の中に広めたい」という思いからWebライターにキャリアチェンジ。 現在は、SEOを意識した記事制作に加え、コンテンツ戦略の立案・運用、リード獲得に向けたマーケティング施策の設計まで幅広く担当しています。ユーザーファーストを意識した文章を常に心がけ、さまざまな業界で検索1位を含む上位表示を多数獲得。成果につながるコンテンツ作りを実践しながら、企業の成長支援に取り組んでいます。TOEIC820点取得。