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WordPressを使ってWebサイトを作成!HubSpotとWordPressを連携させる方法とは?

作成者: 阿部 千夏|2024年06月04日

Webサイトの作成に最も使用されるプラットフォームのWordPress。

そのWordPressとHubSpoの優れたツールを連携させることで、Webサイトの運営がより一層効率化され、スムーズな運用と顧客満足度の向上を狙えます。

本記事では、HubSpotとWordPressの連携の重要性を理解し、具体的な連携方法を紹介していきます。

HubSpotとWordPressの連携は、マーケティング活動の一元化、効率的なデータ分析、より充実した顧客体験を可能とし、生産性の向上を狙えます。

HubSpotの中心には、CRM(顧客関係管理)があります。それを活用してSEOやコンテンツマーケティング、ソーシャルメディア戦略、リードジェネレーションなど、デジタルマーケティングの全範囲をカバーできるのが魅力的。

これらはすべて一つのプラットフォーム内で連携でき、全ての情報を管理できるのが大きな特徴です。

WordPressは全世界で最も広く使用されているCMSの一つです。その人気の理由とは、なんといっても、誰でも無料で使用することができること。そして初心者でも簡単にウェブサイトを作成・管理することができる程、操作がしやすいところ。この2点は非常に魅力的だと感じます。

さらにWordPressには、数千ものテーマとプラグインが提供されており、個々のニーズに応じたwebサイトを構築することができます。SEOにも対応するプラグインもあり、検索エンジンランキングを向上させることも可能です。

2つを連携させることで、WordPressのWebサイトとHubSpotのCRMを簡単に同期することができます。これによりリードの行動をリアルタイムで追跡し、適切なマーケティングアクションを行うことができるのです。詳しい連携方法について見ていきましょう。

HubSpotとWordPressの連携を始めるには、まず必要なプラグインのインストールから始めます。

(1)WordPressのダッシュボードから「プラグイン」を選択。

(2)「新規追加」をクリックして検索バーに「HubSpot」を入力。

(3)表示された「HubSpot All-In-One Marketing - Forms, Popups, Live Chat」を選択し、「今すぐインストール」をクリック。

(4)インストールが完了したら、「有効化」をクリックしてプラグインの有効化。

プラグインをインストールすることで、WordPressのWebサイトとHubSpotのCRMを簡単に同期することができます。

先ほど説明したプラグインの有効化をした後、HubSpotとの連携を設定します。手順は簡単ですが、これにはHubSpotのアカウント情報が必要になります。

HubSpotのアカウント情報を入力し、「連携を設定」をクリック。

するとWordPressとHubSpotが同期され、連携の完了です。これでWordPressのWebサイトからHubSpotのCRMへの情報収集と、HubSpotのマーケティングツールを利用したアクションの実行が可能になります。

プラグインのインストールが完了したら、フィールドを設定していきましょう。

(1)HubSpotのプラグインに要求される情報を入力し、それぞれのフィールドを設定。

※HubSpotのアカウント情報や、連携させるWordPressのWebサイト情報などが必要です。

(2)設定が完了したら、「保存」をクリックして変更を適用。

これで2つが連携し、リードの行動をリアルタイムで追跡することができます。また、HubSpotの各種ツールを直接WordPressから利用することもできるようになります。

WordPressのダッシュボードからHubSpotの各機能を利用する際には、特定のプラグインを使用すること必要です。

(1)WordPressのダッシュボードにログインし、プラグインメニューからHubSpotのプラグインをインストール。

(2)インストールが完了したら、プラグインを有効化。

(3)HubSpotのアカウントを作成し、そのアカウント情報を用いてプラグインにログイン。

→WordPressのダッシュボードから直接HubSpotの各機能にアクセスすることが可能になります。

(4)ダッシュボードの左側にあるHubSpotメニューから各機能へアクセス。

→メニュー内の各項目をクリックすることで、該当する機能の詳細ページに移動することができます。

WordPressへのHubSpotフォームの埋め込みは、Webサイト訪問者との直接的なコミュニケーションを可能にし、リード生成を強化してくれます。ここではWordPressのWebページに埋め込む手順を詳しく説明します。

HubSpotのフォームをWordPressに埋め込む最も一般的な方法の一つである、プラグインの使用。HubSpotにはWordPress用の専用プラグインがあり、これを利用することで簡単に組み込むことができます。

(1)WordPressのダッシュボードからプラグインセクションにアクセスし、「HubSpot」を検索。

(2)検索結果からHubSpotの公式プラグインを選択し、インストール後に有効化。

(3)HubSpotのアカウント情報を入力してプラグインと連携。

(4)連携が完了したら、HubSpotのフォームセクションに移動し、埋め込みたいフォームを選択。

(5)フォームの詳細ページで「WordPressプラグインで共有」を選択し、表示される手順に従って操作してください。

そうすることで選択したフォームがWordPressサイトに埋め込まれます。

このプラグインでは、WordPressサイト内の任意の位置にHubSpotのフォームを簡単に配置できます。また、プラグインは自動で新しいフォームの追加や既存フォームの更新を検知し、その変更をWebサイトに反映してくれるので便利です。

(1)HubSpotダッシュボード内の「マーケティング」セクションにアクセスし、「フォーム」を選択。

(2)作成したい新しいフォームを選択、または既存のフォームを編集した後、右上にある「アクション」メニューから「埋め込みコードを共有」をクリック。

(3)表示されたコードをコピー。

(4)WordPressのダッシュボードに移動し、編集したいページまたは投稿を選択。

(5)テキストエディタモードに切り替えて、フォームを表示したい場所に先ほどコピーしたコードを貼り付け。

(6)変更を保存したら、ページをプレビューまたは公開で完了。

(1)HubSpotのダッシュボードからフォームを選択し、埋め込みコードをコピー。

(2)WordPressのブロックエディターで、フォームを表示したいページに移動。

(3)"ブロック追加"ボタンをクリックし、"カスタムHTML"ブロックを選択。

(4)そのブロック内にHubSpotからコピーしたコードを貼り付けることでフォームが表示されるのを確認。

ブロックエディターはフォームの位置を細かく調整したり、他のブロックと組み合わせたりすることが可能。また、ビジュアルとテキストの両方の編集モードをサポートしているため、HTMLを理解していなくてもフォームの配置と調整ができます。

この方法は、特定のページや投稿にフォームを直接追加したい場合に便利です。

(1)HubSpotのダッシュボードからフォームを作成または選択し、埋め込みコードを取得。

→このコードは、HTMLの一部として機能し、フォームの外観と動作を制御します。

(2)WordPressのページまたは投稿のHTMLエディタを開く。

※ビジュアルエディタを使用している場合は、テキストモードに切り替える必要があります。

(3)HTMLエディタで、フォームを表示したい場所を特定し、埋め込みコードを貼り付け。

(4)その後、更新または公開ボタンをクリックし変更を保存、フォームをライブページに表示して完了。

この方法はフォームのスタイルやレイアウトを細かく調整したい場合にも有用です。ただし、HTMLとCSSについての基本的な知識が必要となるのでご注意を。

既存のWordPressページにHubSpotのフォームを埋め込むことも可能です。

(1)HubSpotのダッシュボードにログインし、フォームを作成または選択。

(2)フォームの「共有」タブをクリックし、表示される埋め込みコードをコピー。

→このコードは、フォームをWebページに表示するためのHTMLコードです。

(3)WordPressに移動し、編集したいページを開く。

(4)HTMLエディターモードに切り替え、フォームを表示したい位置に先ほどコピーしたコードを貼り付け。

(5)保存してプレビューを確認し、フォームが正しく表示されていることを確認できれば完了。

※埋め込む位置はページの内容やデザインにより最適な位置を選ぶことが重要です。

フォームのデザインや動作をカスタマイズしたい場合は、HubSpotの詳細設定を調整する必要があるので注意してください。また、ユーザーがフォームを送信した際の動作や、送信後のリダイレクト先なんかも設定できます。

独立したスタンドアロンのフォームページを設置することは、特定のキャンペーンや特別なプロモーションなどに対応するために利用される手段です。

(1)新しいページをWordPressで作成。

→フォームを表示するための専用ページとなります。

(2)HubSpotで作成したフォームの埋め込みコードをコピー。

(3)WordPressのページエディタで「テキスト」モードを選択し、コピーしたコードを貼り付け。

(4)ページの公開設定を確認し、変更を保存したら完了。

これで訪問者は新しく作成したページから直接フォームにアクセスし、情報を送信することができます。またこれらの情報は、HubSpot CRMに自動的に保存されるので今後の活動にも便利です。

HubSpotとWordPressの連携は、両方のプラットフォームの強みを活かしながら、ビジネスのオンライン戦略の強化に繋げます。

HubSpotは、リード追跡機能や顧客にあったマーケティングキャンペーンを行えるCRMプラットフォームです。訪問者の行動を把握し、効果的なマーケティング戦略を組み立てることに役立つでしょう。

また、HubSpotのフォーム機能を利用すれば、訪問者からの情報収集が簡単に。

これによりリードの管理と追跡が一元化され、効率的なフォローアップ活動を行うことができるのです。さらに、HubSpotのアナリティクスツールを使用すれば、Webサイトのパフォーマンスを深く理解し、改善策を導くこともできます。

HubSpotのプラグインは無料で利用でき、手軽にWordPressサイトに取り入れることが可能です。(コンタクト管理、Eメールマーケティング、リードキャプチャツールなどの機能など)

プラグインをインストールするだけで、WordPressのダッシュボードから直接HubSpotの各機能にアクセスできるようになるのですぐに操作にも慣れるでしょう。

さらに、Webサイトのパフォーマンス分析、顧客からの問い合わせの一元管理なども可能とし、効率的なSEO対策やカスタマーサポートが行えます。

例えばWebサイトを訪れた顧客がどのページを見て、どの製品に興味を持っているかなどを把握できれば、サポートもしやすいですよね。

また、顧客からの問い合わせ管理や対応には、HubSpotのライブチャットやチケットシステムをWordPressのサイトに統合することで可能になります。情報はHubSpot CRMに自動的に保存されるため、コミュニケーション履歴は全て管理できます。

加えて、HubSpotのナレッジベースツールを利用すれば、よくある質問や問題解決のガイドを作成し、それをWordPressのサイト上で顧客に提供することも可能。

HubSpotはSEO対策、ブログ投稿、ソーシャルメディアマネージメント、リード管理など、コンテンツマーケティングを行う上で必要な機能を一元化しています。これらの機能はWordPress内で直接活用することができるため、別々のツールを使い分ける手間を省き、より効率的なコンテンツ制作と運用を狙えます。

また、HubSpotのコンテンツマーケティング機能は、ユーザーがコンテンツのパフォーマンスを詳細に分析できる解析ツールも搭載。どのコンテンツが良いパフォーマンスを発揮しているのか、または改善が必要なのかをユーザーが把握できるようになります。

HubSpotの強力なCRMとマーケティングプラットフォームをWordPressの人気のあるWebコンテンツ管理システムと組み合わせることで、ユーザーはWebサイトのパフォーマンスを最大限に引き出すことが可能となります。それぞれのプラットフォームの強みを活用し、より効率的な運用を目指していきましょう。