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【HubSpotトラッキング】自社サイトへ導入する重要性やコードの取得方法・貼付時の注意点などをご紹介

作成者: 森川 美涼|2024年03月15日

「Webサイトのアクセス解析レポートをHubSpotに表示させたい」
「トラッキングコードをインストールしてアクセス解析もHubSpotで確認できるようにしたい」

そうお考えの方もいらっしゃるでしょう。
自社サイト等にHubSpotのトラッキングツールを導入することは、Webサイト訪問者の行動を追跡し、マーケティング活動の効果を評価するために役立ちます。

しかし、HubSpotの操作性に慣れていない、トラッキングコードの取得方法や設置方法がわからないという声が多いのも事実。そこで本記事では、コードの取得方法から設置方法までの手順について解説していきます。

トラッキングコードを導入する重要性や、設置する際の注意点などもご紹介していますので、これらの情報を活用してより効果的なデータ収集と分析を行い、戦略的なマーケティングを展開していきましょう。

HubSpotのトラッキング機能は、企業のマーケティング戦略を最適化するための強力なツールです。

昨今のビジネス環境では、消費者の行動を理解すること、またそれに基づいて戦略を調整することが不可欠となっていますが、HubSpotのトラッキング機能はこの目的を達成するための重要なキーとなります。

企業はトラッキング機能を活用することで、Webサイトの訪問者がどのような行動を取っているのか、訪問者にとってどのページが人気なのか、どのキャンペーンが最も効果的であるのかなどを把握できるようになります。

訪問者それぞれの行動を追跡し、パーソナライズされたコンテンツを提供することも可能ですので、より高いエンゲージメントとコンバージョン率を達成できるようになるでしょう。

ユーザーのオンライン行動を追跡したり、そのデータを解析して有益な情報を生み出したりすることができます。

これらのデータを解析することで、ユーザーの行動パターンを理解できるほか、その情報に基づいたコンテンツやマーケティング戦略の最適化も行えるようになります。

(例)特定のページで高い離脱率を示している
→そのページのコンテンツやデザインを改善してユーザーのエンゲージメントを向上させる。

HubSpotのトラッキングデータをCRMと連携させることは、マーケティング活動の詳細な分析と効果的な戦略立案に繋がります。

CRMに保存された顧客情報と組み合わせることもでき、顧客の行動履歴に基づいた詳細なセグメンテーションやリードスコアリングが可能となれば、より精度の高いマーケティング活動を行えるでしょう。

HubSpotのトラッキングデータをCRMと連携する方法は以下の通りです。

(1)HubSpotのダッシュボードからAPIキーを取得

(2)CRMの設定ページでそれを入力

(3)連携させるデータの種類を選択して同期間隔を設定

この設定によりHubSpotのトラッキングデータは定期的にCRMに転送され、最新の顧客情報が常に反映されるようになります。

HubSpotのトラッキングの設定は、Webサイトのパフォーマンス改善に欠かせないステップです。本セクションでは、トラッキングコードの取得方法や入手方法について詳しく解説していきます。

訪問者の行動を詳細に追跡し、マーケティング戦略を最適化していくためには、HubSpotのトラッキングコードをWebサイトにインストールすることが欠かせません。では、具体的にどのようにインストールを行うのでしょうか。

(1)HubSpotのダッシュボードから「設定」をクリック

(2)「トラッキング&分析」の下にある「トラッキングコード」を選択

(3)ここで取得できるHTML形式のトラッキングコードを、Webサイトのすべてのページのタグ内に貼付

この設定により、HubSpotで訪問者の行動の追跡およびレポート作成が行えるようになります。

※インストール後、HubSpotの「トラッキング&分析」画面より訪問者の行動が正しく追跡されているか確認できます。新たにページを追加した際やコードの更新を行った後は、必ず機能チェックを行いましょう。

HubSpotはユーザーフレンドリーな設計が特徴的です。
例えばHubSpotでWebページを作成した場合、皆様が作成したWebサイトやLP、ブログ記事などには、自動的にトラッキングコードがインストールされる仕様になっているのです。

トラッキングコードは自動的に全てのWebページに適用されるため、特別な設定を行う必要はありませんがないのです。この機能により、個々のページの訪問者数、滞在時間、クリック数などを簡単に追跡・分析できるようになります。

HubSpot上で作成したページに、特定のトラッキングコードを適用することも可能です。ユーザー行動をより詳細に追跡したい場合や、特定のページのパフォーマンスを評価したい場合は適用してみましょう。

(1)HubSpotダッシュボードにログイン

(2)左側のナビゲーションメニューから「設定」をクリック

(3)「ウェブサイト」を選択し、「ページ」タブをクリック

(4)「トラッキングコード」のセクションを見つけ、「カスタム」を選択

(5)ここにトラッキングコードを入力し、「保存」をクリック

これより特定のページにトラッキングコードが適用されます。

HubSpot以外でページを作成し、それをHubSpotでトラッキングしたい場合には、特定の手順に従って手動でコードをインストールする必要があります。まずはHubSpotのトラッキングコードを取得しましょう。

(1)HubSpotにログインし、マイアカウントから「トラッキングコード」のページに移動

(2)「HubSpot トラッキングコード」をコピー

(3)コピーしたコードを、トラッキングしたい外部のウェブページのHTMLに貼付

HubSpot以外で作成したWebサイトでも、エンゲージメントデータをHubSpot CRMに統合することでより高度な分析を行えるようになります。
しかしこの作業にはHTMLの知識が必要です。間違った場所にコードを挿入すると、ページの表示が乱れる恐れがあるため注意しましょう。

HubSpotのトラッキングの設定を行う際にはいくつかの注意点が存在します。
HubSpotでは、1つのWebページ上に複数のトラッキングコードをインストールすることはできません。

ページに最初に読み込まれたコードのみ作動し、その後に読み込まれたトラッキングコードは作動しないため正確なトラッキング結果を得られません。

HubSpotのトラッキングコードをインストールには特殊なルールが存在するため、設定の際には細心の注意を払いましょう。

HubSpotのトラッキングコードを取得したら、Webサイトに貼り付けましょう。
全ページのフッター部分に貼り付けることで訪問者の行動を追跡できるようになります。

位置は各ページのHTMLコードの直前。そのページの"body"タグの終了直前に貼り付けることが推奨されています。全ページに設置しましょう。

"header.php"や"footer.php"などのテーマファイルに貼り付けるのが一般的です。

トラッキングコードを使用する際は、プライバシーポリシーの遵守が必要です。

訪問者がどのような情報を提供しているか、それがどのように使用されるかについて明確に説明し同意を得ましょう。信頼性を維持しつつ、効果的なデータ収集と分析を行っていくことが大切です。

本記事では「HubSpotトラッキング」の重要性とその機能性、またトラッキングコードの取得方法やサイトへの埋め込み方法についてご紹介いたしました。

HubSpotのトラッキング機能を活用することは、サイト訪問者の行動を把握し、より効果的なマーケティング戦略を立てる際に役立ちます。

本記事を参考に、自社サイトにHubSpotのトラッキングを導入してみてはいかがでしょうか。