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マーケ担当者必見!HubSpotはいくらで使える?プランの特徴と料金を徹底比較

作成者: 森川 美涼|2023年07月31日

顧客管理に紐づいたマーケティング、営業案件管理、カスタマーサービスを運用するにあたり、HubSpotの導入を検討されている方も多いでしょう。

しかしあまりの機能の多さに、一体どの製品を導入するべきなのか、無料プランと有料プランの違いは何なのか迷ってしまうところ。

そこで今回は、プランごとの料金や機能の違い、無料プランでできること、有料プランでできることなどを詳しくご紹介していきます。導入を検討されている方はぜひ最後までお読みください。

HubSpotには無料版を含め、6つのソフトウェアが提供されています。

主に導入されるのは「Marketing Hub」「Sales Hub」「Service Hub」の3つ。まずは各Hubごとに、簡単な料金比較をしてみました。

Marketing Hub、Sales Hub、Service Hubでは、無料で利用できるプランもございます。無料ながらも以下のような機能を利用できるため、試しに利用してみたい企業様にもおすすめです。

CRM、MA、SFA、取引パイプライン、タスク管理といった様々なツールを一つのプラットフォームで管理可能。HubSpotのロゴがついたり、項目内の制限や上限数があったりするものの、他にも様々な機能を無料で利用できます。

上限数が設けられていたり使える機能に制限がかかっているため、何十万人もの顧客数を抱えるような大きな会社や事業より、BtoB顧客数の少ないBtoCなど少数精鋭で運営している部署におすすめ。顧客管理ツールを低コストで使い始められます。上位プランへのアップグレードも可能ですので、まずは無料プランから試してみるのがいいですね。

以降では各サービスの有料プランでできることについて解説いたします。

まずは『Marketing Hub』について。
プランごとの大きな違いといえば、メールマーケティングの利便性に差があるところでしょう。ランディングページやフォームから告知・集客をする際、フォローメールを送る程度であれば無料プランでも十分ですが、やはり有料プランの方が制限も少なくより本格的なメールマーケティングを効率良く行えます。

Starterプランは、メールマーケティングをメインに行いたい人におすすめです。
ほかのプランと比べると制限は多いものの、月あたりの送信件数はマーケティングコンタクト数の5倍まで可能となっています。

Professionalプランではより本格的な運用を行えるため、Starterプランと比べてできることも上限数も上がります。

「○日後に××に関するメールを送る」 など、条件を指定してメールを自動送信することも可能です。

メールの開封率やCTAのクリック数など各種レコードを確認できるようになるため、戦略の見直し時にぜひ活用したいもの。Starterプランよりもパーソナライズ化していきたいという方におすすめです。

最後にEnterpriseプランについて。こちらにはほぼ全ての機能が備わっているため、マーケティング活動を効率化させたい方顧客満足度を高めたい方におすすめです。

メールマーケティングやランディングページの作成、広告管理など、インバウンドマーケティングに力を入れたい方はぜひ検討してみてはいかがでしょう。

続いて『Sales Hub』について。
基本的にProfessionalプランまではサポート重視、Enterpriseプランは効率化重視となっています。商談ミーティングの設定や見積もりの作成は無料プランでも行えますが、より顧客との関係性を深めながら営業活動に力を入れたい方は、有料プランを活用してコミュニケーションの質を高めていきましょう。

 

こちらではメールの追跡や開封通知などを確認できるため、各顧客に対して最適なタイミングでメールを配信したり、迅速にコニュニケーションを取ったりできるようになります。

メールマーケティングのサポートの質を高めて営業活動を効率化させたい方顧客との関係性を深めていきたい方におすすめです。

ProfessionalプランはStarterプランと比べて機能の制限が少なくなるため、より質の高い営業サポートを行えるようになります。

例えばコール機能。Starterプランでは8時間までだったのが33時間と、通話時間の制限が大幅に減ることで余裕を持って対応ができるでしょう。コミュニケーションの質も上がりますし、チーム単位で営業分析や営業機能を使いたい際にもおすすめです。

こちらは営業活動の効率化を図りたい方成約の確率を高めたい方におすすめです。プレイブックの作成機能もあり、営業の質の向上や成約へのアプローチ方法を各部署で共有することも可能。他2プランにはない細かな機能も解放されます。

『Service Hub』の無料プランとの大きな違いは、ナレッジベースを登録できるか否かの点になります。顧客体験価値を向上させるべく、ナレッジベースやコミュニティを提供。導入からコンサルティングまで幅広いサポートを行えます。

 

顧客サポートに重きを置いているツールであるService Hub。
Starterプランでは問い合わせごとのチケットを作成したり、対応進捗をパイプラインで管理できるようになります。またミーティングは予約可能な時間をあらかじめ設定しておくことで、予約リンクを顧客と共有できるようになり日程調整を簡略化できます。

Professionalプランでは、「よくある質問」の回答を作成できるため、ツールを活用することで顧客の抱える悩みに素早く対応できます。

Starterプランにもチャット機能があり、問い合わせをチケットとして管理できますが、作成や割り当てを自動化したいのであればProfessionalプランが必要。双方間でのストレスを減らし、より深くより良い関係性を築いていきたい方におすすめです。

Enterpriseプランは、前述の2プランの機能強化に加え、自社管理まで行えるようになる優れものです。AIを活用することで通話内容の詳細なレポートを作成できるほか、内容に関連したインサイトを獲得できるコニュニケーションインテリジェンスが充実。ユーザーによる勝手なデータ更新を防ぐべく、フィールドレベル権限なども追加されます。

CMS Hubは、ランディングページやブログなど魅力的なコンテンツを作成したり、SEOやコンテンツの戦略に活用したり、Webサイト上のコンテンツに対してリードナーチャリングを行うことを基本としたツールです。

主にWebサイトのテーマの変更、ドラッグ&ドロップエディタを使ってページを作成・編集・公開できます。

Webサイト全体のSEO問題に対して特定・推奨をしたり、ランディングページなどでA/Bテストをできます。

機械学習を使用してA/Bテストを強化したり、コンバージョン率を上げられるようテストを自動で最適化してくれます。

アプリの接続や顧客データの同期に整理、ビジネスプロセスの自動化などを実施する際に有効なオペレーションを支援するツールです。

既存のデータとHubSpotを同期することで、接続されたアプリ間で更新があればすぐに更新内容を渡せるようになります。

自動化されたワークフローにJavaScriptなどを実装できるようになったり、ワークフローないのプロパティデータを書式設定することで、高度なデータの計算にカスタム数式を利用できるようになったりします。

SnowflakeアカウントでHubSpotのデータを共有できるようになります。またレポートしやすくなるようにubSpotのデータをグループ化したり、関数を含んだフィールドを作成できるようにもなります。

有料プランはもちろん、無料プランの基本機能も充実しているHubSpot。まずは試しに利用してみたい、マーケティング業務や営業パフォーマンスを向上させたいけどどのプランを選べば良いのかわからないという企業様は、まずは無料プランから始めてみるのがよさそうです。

利便性を追求したり効率を重視したくなった際に有料プランへアップグレードすることもできますので、現状で何が足りていないか、何が必要かを判断した上で最適な製品を導入してみましょう。