デジタルマーケティングの世界には様々なツールが存在しており、ただ運用するのではなくそれらを連携させることで、より効率的な業務運営を行えるようになります。
HubSpotは機能性の多さや拡張性から多くの企業に導入されていますが、全ての機能を最大限に活用するには他のツールとの連携が欠かせません。あらゆるテクノロジーと連携しデータを同期させることで、その真価は引き立てられるのです。
そこで今回は、「【1】HubSpotとメールツール」「【2】HubSpotとスケジュールツール」「【3】HubSpotとミーティングツール」「【4】HubSpotとSNS」に分け、それぞれ連携することで何ができるのか、どんなメリットがあるのか、その概要についてを解説していきます。
ビジネスコミュニケーションにおいて欠かせない要素であるメール。
HubSpotと連携すれば、HubSpot内で顧客と交わしたメールのやり取りを一元管理できるようになったり、顧客情報の更新もリアルタイムで行えるようになります。
管理業務はもちろんメールの開封率やクリック率といった分析も手軽に行えるため、今後メールマーケティングに力を入れていきたいという方にもおすすめの機能と言えるでしょう。
HubSpotとの連携におすすめなアプリは以下の通り。
普段使用しているメールツールのほか、番外編としてEメールマーケティングにおすすめのプラットフォーム、さらにはカスタマーサポートにおすすめのソフトウェアも合わせてご紹介します。
Gmailから送信したメールをHubSpotのCRM上に自動保存できるため、顧客とのこれまでのコミュニケーション履歴を一元で管理することが可能。情報整理の手間を省いて顧客対応の効率化を図れるほか、メールの開封状況やクリック数などの分析も行えます。
Gmail同様、メールの内容等をHubSpotのCRM上に自動保存できるため、顧客情報やメールの履歴を一元で管理できます。またOffice 365から送信したメールのトラッキングやスケジューリングも行えます。
メールの送信履歴をCRMに自動で保存できたり、さらにはメールの開封通知やリンクのクリック通知、スケジューリングといった機能も利用可能。効率的なメールマーケティングを実現できるでしょう。
Mailchimpはメールマーケティングの自動化におすすめのプラットフォームです。HubSpotと連携することで、HubSpot上の顧客情報に対してパーソナライズされたメールのキャンペーンを行えたり、キャンペーンの効果測定や顧客のエンゲージメント分析についてもより詳細に行えるため、メールマーケティングの効率を高められるでしょう。
クラウド型のカスタマーサービスプラットフォームとして展開しているZendesk。
カスタマーサポートを行うためのソフトウェアとして広く利用されており、Zendeskと連携すればこれまでの問い合わせ情報や対応履歴などもHubspotに取り込めます。
カスタマーサポートに注力していきたい方、顧客満足度を高めていきたい方におすすめです。
Freshdeskは、クラウドベースで問い合わせの管理などを行えるヘルプデスクツールです。
Zendeskと同様カスタマーサービスの強化に貢献でき、HubspotとFreshdeskを連携できれば顧客情報の一元化や、問い合わせ履歴を把握できるようになります。またHubspotのマーケティング機能と組み合わせば、問い合わせ内容に基づきパーソナライズされたマーケティング活動も行えます。
「スケジュール管理」は、ビジネス戦略を成功させるための要と言えるでしょう。
GoogleカレンダーやOutlookカレンダーなど、多くの企業で使用されているスケジュールツールをHubSpotと連携すれば、会議のスケジューリングができたり、リマインダーの設定やタスクの管理なども一元化できます。
GoogleカレンダーとHubSpotを連携すれば、ミーティングスケジュールはもちろん、リマインダーやタスクのデッドラインなどもGoogleカレンダーから直接管理できるように。カレンダーの情報はHubSpotのダッシュボードからも確認できるため便利です。
OutlookカレンダーもGoogleカレンダー同様、スケジュール管理の一元化に役立ちます。スケジューリングした予定やタスクはHubSpotで一覧表示できるため、業務の進行状況を把握しやすくなるでしょう。
ここでは主要ミーティングツールのGoogle Meet、Microsoft Teams、Zoom、Slackとの連携で得られるメリットをご紹介。
ミーティングのスケジュール管理はもちろん、参加者のフォローアップやミーティングに関する各種データの分析、改善策の検討にも活用できるため、コミュニケーションの円滑化や組織の生産性向上に役立つでしょう。
HubspotのCRMから直接Google Meetのミーティングを設定できるようになるほか、連絡先のカレンダーにミーティングスケジュールを自動で追加できるようにもなります。特にGoogleカレンダーと連携しておけばミーティング設定も簡単でスムーズ。必要な情報を一元的に管理し、顧客や社内でのコミュニケーションの効率化を図れます。
HubSpotとMicrosoft Teamsを連携させれば、Hubspotのダッシュボード内から直接Teamsのミーティングをスケジューリングできたり、顧客情報の共有や追跡もできるようになったりとコミュニケーションの効率化が図れます。
ミーティングのスケジューリングはもちろん、予定を連絡先のカレンダーに自動的に追加できるようになります。また参加者情報がHubspotのCRMに自動的に記録されるため、参加者の追跡やフォローアップ、レコーディングの管理も容易になるでしょう。
メッセージングアプリであるSlackと連携すれば、リアルタイムで業務連絡を通知できたりとチーム内コミュニケーションの効率化に役立ちます。Hubspotの情報をSlack内で簡単に共有することも可能なため、顧客情報の更新やタスクの管理も容易になるでしょう。チームの生産性、さらには顧客対応の効率化に力を入れたい方におすすめです。
昨今、マーケティングにおいて重要な役割を担っているSNS。大衆へのブランドの露出を最大化し、ユーザーエンゲージメントを高めてリードを生成するためにも主要なSNSプラットフォームとの連携は必要不可欠と言えるでしょう。
HubSpotとSNSツールを連携すれば、SNS投稿のスケジューリングやモニタリング、レポーティングを簡単に行えたり、反応をリアルタイムで追跡できたり、トラフィック分析からどの投稿が効果的であるかを確認できたりと様々なメリットがあるのです。
マーケティングや広告、カスタマーサービス等の一元管理はもちろん、Instagramの投稿スケジュールや分析がHubSpot上で行えるように。より多くの顧客との繋がりを得れたり、最適な投稿時間を見つけたりと効率的なSNSマネジメントが行えるようになるでしょう。
リードの生成や顧客データの管理、さらには広告の配信などを一元的に行えるようになります。Facebookの投稿スケジュールや広告の効果分析もHubSpotから行えるため、より高度なマーケティング戦略を立てられるでしょう。
顧客の反応やツイートの監視をリアルタイムで行えるため、顧客とのコミュニケーションの向上に役立つでしょう。HubSpot上でツイートのスケジューリングやモニタリングも行えますので、企業のオンライン評判の管理にも有効なツールといえます。
HubSpotと連携すれば、HubSpotから直接YouTubeにビデオをアップロードできたり管理を行えるようになります。また視聴データの分析もできるため、ビデオマーケティングの戦略を策定しながらその効果を最大限に引き出せるようになるでしょう。
自社の課題解決には何が必要なのか、よりマーケティング活動に力を入れていくためにはどのツールを連携すればHubSpotの効果を最大限に発揮できるのか、本記事を通してピックアップのお手伝いができれば幸いです。課題解決に必要なツールと連携し、HubSpotの機能性を最大限に発揮させていきましょう!