申し込みフォームにアンケートフォームなど、氏名やアドレスといった顧客情報を収集するのに便利な”フォーム”。
Webページへの訪問者やコンタクトに関する情報を収集できるだけでなく、フォームの入力情報はリード管理機能との自動連携も可能なため、新規のフォーム入力があれば、登録済みの顧客であっても入力された情報を自動的に追加登録してくれます。通常、フォームの作成にはHTMLやCSSといった専門的な知識が必要ですが、HubSpotではなんとドラッグ&ドロップで簡単に作成可能です。
本記事では、HubSpotの機能を使ってフォームを作成する手順、さらには作成するメリットも合わせてご紹介していきます。
HubSpotで作成できるのは、Webページ内に埋め込むフォームとポップアップフォームの2種類です。WordPressといった外部でホスティングしているWebページに埋め込むことも可能ですが、以下では埋め込みフォームの作成手順についてご紹介いたします。
(1)メニュータブから「マーケティング」「リード情報の収集」をクリック
(2)「フォーム」をクリック
(3)ページ右上にある「フォームを作成」ボタンをクリック
(4)フォームのタイプを選び、「次へ」をクリック。
(5)使用するテンプレートを選び、「開始」をクリック
テンプレートは利用せず、ゼロからフォームを作る場合は「空白のテンプレート」をお選びでください。『お問い合わせ』、『ニュースレター登録』といった特定用途のフィールドが最初から含まれているテンプレートを利用することも可能です。
(6)画面上部にある「鉛筆」のマークを選択すると、フォーム名を編集できます。
コンタクトプロパティーやチケットプロパティーといったフィールドを、フォーム内に追加することも可能です。フィールドはドラッグ&ドロップで簡単に追加でき、編集作業も簡単。既存のプロパティーがない場合は「新規作成」より手軽に作成できます。
フォームで使用できるのは『コンタクト』『会社』『チケット』プロパティーです。「既存のプロパティー」欄にあるプロパティーを、右側のエリアにドラッグ&ドロップするだけで簡単に追加することができます。
「既存のプロパティー」にプロパティーがない場合や、フォームフィールド間にコンテンツを追加したい場合には新規で追加することも可能です。「新規作成」タブをクリックし、「フォームフィールド」から追加したいものをドラッグ&ドロップしてください。
フォームの回答内容に応じて追加の質問を表示できるのが依存フィールドです。例えば、HubSpotを利用しているかという質問に「はい」と回答したユーザーには、どのプランを契約しているかという質問を返すことができます。
(1)追加するフィールドをクリックし、「ロジック」タブをクリック
(2)依存フィールドを表示する条件を設定し、条件と一致した際に表示するフィールドを選択して「追加」をクリック
(3)ルールをさらに追加する場合は「+別のルールを追加」をクリック
※無料プランでは「ロジック」の編集はできませんのでご注意ください。
フォームを入力した訪問者にフォローアップEメールを送信するよう設定することもできます。設定できるのはサブスクリプションタイプ、送信元ユーザー、送信者名、件名、本文、Eメールのフッターなど。有効活用して作業を効率化させましょう。
(1)「フォローアップ」タブを選択し、「フォローアップEメール」をクリック
(2)右側に表示されるパネルからメールの詳細を設定し、内容を確認して「保存」を選択
フォントスタイルや色、ボタンの色などの設定、プレビューの設定は「スタイルとプレビュー」タブから行えます。
(1)「スタイルとプレビュー」タブをクリック
(2)フォームのラベルとボタンのスタイルを選択。
(3)スタイルを反映しない場合は「未加工のHTMLフォームとして設定」をオンにする
フォームの作成が終わったら公開です。フォーム作成画面右上の「更新」ボタンをクリックし、エラー等がなければ「公開」ボタンを押しましょう。
公開後のフォームは、HubSpotで作成したページへの反映はもちろん、埋め込みコードを利用して外部サイトに表示させることも可能です。
Webサイト上のフォームといえば、メールフォームやお問い合わせフォーム、購入フォーム、さらにはアンケートフォームなど様々な種類があげられます。
一見作成するのが難しそうなフォームですが、HubSpotならドラッグ&ドロップで簡単に作成できるのです。送信されたデータはコンタクトデータとして自動的に登録されるためその点も便利ですね。
フォローアップオプションを設定しておけば、訪問者がフォームへの入力を終えると自動的にワークフローが実行されるようになります。効率良く大量のリードをフォローアップできますよ。
フォームの質問に優先順位を設定しておくことで、前回の質問は表示せず新しい質問を表示させるなど、訪問者からの問い合わせに合わせて質問内容を自動で調整できるようになります。
コーディングなどの専門知識がなくとも、埋め込みコードを利用することで外部サイトに表示させることができます。
今回はHubSpotのフォーム機能の作成方法と、設定することで得られるメリットについてご紹介いたしました。
コーディングといった専門知識は必要なく、テンプレートをベースにドラッグ&ドロップで手軽に作成できますので、手間や時間をかけずともクオリティの高いものを作成することができます。
うまく活用できれば、Webサイトの訪問者を見込み客へと転換できるだけでなく、関係性の管理やCRMデータの更新もできるなど便利なフォーム。営業活動を効率化させたい方は、ぜひ作成してみてくださいね。