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HubSpotでできることと、その強み

作成者: 森川 美涼|2023年09月06日

これからインバウンドマーケティングに力を入れていきたいと考えている、特にHubSpotの導入を検討しているという企業の皆様も多いかと思います。

しかしながら、その機能の多さから「いったい何ができるのかわからない」と悩んでいる方もいるでしょう。

そこで今回は、”HubSpotにできること”に焦点を当て、本ツールの特徴や強みについてご紹介していきます。HubSpotの導入に悩んでいる方の参考となれば幸いです。

HubSpotとは、アメリカのマーケティング会社『HubSpot社』が開発したCRM(顧客関係管理プラットフォーム)のことです。CRMをベースにSFA(営業支援)・MA(マーケティングオートメーション)機能なども掲載されており、世界120ヶ国以上・約184,000社に導入されています。 

顧客管理、広告管理、LP作成、Eメールマーケティング、レポート作成、各種雑務の自動化など業務の効率化を図れる機能が多いだけでなく、社内データの一元化も行える優れもの。有料プランのみならず無料プランもあり、まさにメリットだらけのCRMといえるでしょう。

専門的な知識を持たない人でも使いやすいように設計されているほか無料で使える機能も多いため、インバウンドマーケティング専任の担当者がいないような中小企業であっても導入しやすい点が魅力的です。

マーケティング、セールス、カスタマーサクセスなど部門間の業務の連携を強化させたいという方は、導入しやすいHubSpotの利用をぜひご検討ください。

なお、弊社ではHubSpotを扱ったことがない方向けに、HubSpotの基本情報をまとめた記事を公開しています。HubSpotとは何か、より詳細に知りたい方はこちらの記事をご参照ください。

冒頭でもお伝えしたとおり、使える機能がとても多いHubSpot。一体どんな機能があるのでしょうか。

Marketing Hub・Sales Hub・Service Hub・CMS Hub・Operations Hub、まずは大きく5つのサービスにわけてご紹介していきます。

ブログや広告を管理して集客したり、フォームやCTAボタンを作成して見込み客を可視化したり、メール配信やSNS投稿を設定してコミュニケーションを取ったりーー。

見込み客との関係性を構築することで”企業内の業務の効率化を図るマーケティングシステム”です。

デフォルトでデザインテンプレートが用意されているため、複雑なコーディングなしでデザイン性の高いLPを簡単に作成することができます。

LP作成同様、コーディングスキルがなくてもデザイン性の高いメールを作成できたり開封率やクリック率を手軽に確認できたりと、Eメールマーケティングに関する機能も充実。トラッキングの反応を見ながら分析や改善をしっかりと進められます。

こちらは”営業を効率化させるための営業支援システム”。無料のスケジュール調整機能を活用することで商談や外部ミーティングの日程調整が簡単にでき、営業担当者の業務がスムーズになります。GoogleカレンダーやOffice 365カレンダーと同期できる点も魅力的です。

アプローチの効果が高いメールをテンプレート化したり、Eメールのトラッキング機能でテンプレートごとの開封率やエンゲージメント率を比較できたり、コール業務では優先順位をつけて発信・記録しCRM上に自動記録したりと、メールや電話でのアプローチをサポートする機能が充実しています。営業面での効率化を図りたい方にもおすすめです。

SFAに似た機能も備わっているので、ワークフローを作成してのタスク管理やリード割り当ての効率化も可能です。

リードの分析や管理に必要な情報の収集及びセグメント分けをデジタル化し、より売上に繋がる可能性が高いリードに対して営業担当者が商談を行うことで受注率の高い商談機会を創出することができます。

こちらはお客様のお困りごとを解決し、”顧客満足度を上げるためのカスタマーサポートシステム”です。Webサイト上にFAQサイトやよくある質問コーナーを作成したり、チャットボットと連携させることが可能。

顧客の自己解決をサポートするだけでなく、どの問い合わせを誰がどうやって解決したのかも管理できるようになります。ほかにも定期的な顧客満足度調査を行うことでレポーティング結果も出力できるようになります。

顧客の興味関心を高められるような動画を、WebサイトやEメール、ナレッジベースなどに掲載することができます。文章や図ではわかりづらい内容も、動画で伝えることでイメージしやすく顧客の理解度も高まるでしょう。担当者が質問に回答する機会が減れば、チームの負担も軽減されるかもしれません。

CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)とは、Webサイトのコンテンツを構成する上で重要なテキストや画像、レイアウト情報などを一元的に管理するシステムのこと。

オウンドメディアの構築や運用するにあたり、Webページの作成にはHTMLやCSSといった専門知識が必要を思っている方も多いかもしれませんが、CMS Hubを導入していれば専門的な知識がなくても簡単にサイトを作成したりメデイアを構築したりすることができるのです。

編集操作は、あらかじめ用意されているコンテンツのテーマをドラッグ&ドロップするだけと簡単!専門的な知識を持っていない人でも、ハイレベルなサイトを簡単に作成できるようになります。

ポイントは操作のしやすさだけではありません。CMS HubにはあらかじめSEO対策がされているため、専門知識を持っていなくてもSEOを意識しながらコンテンツ作りが行えるのです。

また、ウェブサイトのトラフィック分析という機能も掲載されていますので、平均滞在時間やセッション数なども確認することができます。

オペレーション担当者のサポートや、事業成長を実現できるようにビジネスプロセスの自動化などを支援するシステムです。  

Googleカレンダー、Outlook、FacebookAdsやZoom、Twitterなど社内で利用している様々なクラウドサービスをHubSpotと連携することで顧客データの同期や整理ができます。

各アプリケーションの一元管理やビジネスプロセスの自動化は、業務効率化に大きく繋がるでしょう。

ビジネスプロセスにJavaScriptベースのカスタムオートメーションを実装することで業務の効率化をサポート。

顧客データの安全性を確保するために複数のツールを導入しても、一貫して管理できなくなるとセキュリティ面で心配です。しかしプログラマブルオートメーションはCRMプラットフォームと連携されているため、データ送信が不要に行われる心配もありません。

ベースとなる機能はCRMですが、マーケティングに営業、カスタマーサポートなどツール管理を一元化させることで業務を効率化させ、見込み客からロイヤルカスタマーまで幅広くサポートできるHubSpot。

インバウンドマーケティングに必要な機能が充実しているため、個別でツールを導入して覚えるよりも負担なく業務の効率化が期待できます。

ここまでは各機能でできることをお伝えしてきましたが、以降では前述の特徴や強みをまとめ、どんな企業にHubSpotがおすすめであるかを記載しています。

ツールごとにそれぞれ強みが異なり、プランによってできることも増えてきますので、当てはまることが多い方はぜひHubSpotの導入を検討してみてください。

HubSpot最大の特徴といえば使える機能の多さです。業務ごとに複数のツールを導入することなく一元化でき、部門間の連携を強化できます。

CRM機能のみならずMAやSFA機能もセットで使えるほか、カスタマーサポートまで一連の流れを完結可能。シンプルでわかりやすいUIで設計されていますので、マーケティングツールを初めて使う方でも簡単に使えるようになるでしょう。

「部門ごとの連携体制が良くなくてリードを取りこぼしてしまう」「他の業務に追われて操作や活用の勉強にあてる時間がなかなかとれない」と悩んでいる方はぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。

非常に多くの機能を備えているものの、無料で使える部分が多いことも魅力の一つです。

コストを抑えつつCRMツールの導入を考えている企業にとってうってつけといえるでしょう。

「どんなものなのか試してみたい」という方はまずは無料期間で機能を試し、ツールの操作方法に慣れてきたら有料プランに切り替え機能の幅を増やすのも手です。

使い慣れたCRMツールに必要な機能を追加していけますので、スタートアップの企業から大手まで多様な企業に愛用されています。

SEO対策やブログのモバイル最適化機能が標準掲載されているため、「今後はSEOを強化していきたい」という企業にもおすすめです。

LPやブログ、メールのテンプレも充実していますので、コーディングスキルがない方やブログでのマーケティングを始めたばかりの方にも操作しやすいといえます。

ソーシャル機能を活用し、LinkedIn・Facebook・Instagram・Twitter・YouTubeなどのソーシャルメディアのアカウントとHubSpotを連携すれば、コンテンツの作成や公開、エンゲージメントのトラッキングもできるようになります。

ソーシャルメディアも効率良くモニタリングすることでリードとの関係構築にも専念できます。ソーシャルメディア対策はもちろん、リードの発掘や育成の実現などSNSマーケティングの運用を強化していきたい企業にもおすすめです。

ビジネスプラットフォームの多くは特定の機能に特化しているため複数のツールを導入する必要がありました。いくら機能性が高くても手間がかかってしまうものです。

しかしHubSpotで各ツールの管理を一元化してしまえば、業務の効率化が望めるだけでなく部門間の連携も強化されるでしょう。

インバウンドマーケティングの効果を高めていくに大切なことは、良質なリードをいかに多く獲得するかです。

HubSpotを活用し、潜在顧客のリードの引き上げ、育成、そしてCV獲得までの一連の流れを効率良く進めていきましょう。

UIもわかりやすく設計されていますので、専門的な知識を持っていない方であっても直感的に操作できるでしょう。