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HubSpot CTAの概要や作成方法を解説!適切なCTAを設置してLPにユーザーを誘導しよう

作成者: 森川 美涼|2024年02月09日

「HubSpotでサイトを作ってみたものの、問い合わせ数が増えない」
「サイトの訪問者をリードに、リードを顧客にするにはどんなことをすればいい?

そうお悩みの皆様。
皆様の運営されているサイトやブログ記事にCTAはありますでしょうか。

CTAはウェブサイトなどの訪問者に対して次に取るべき行動を示す重要な要素であり、デザインやメッセージ、配置など多くの要素が絡み合ってその効果を発揮します。中でもHubSpotのCTAは、柔軟性と効果性を兼ね備えたツールとして人気です。

そこで本記事では、HubSpot CTAの特徴や設定方法、最大限に活用するための応用編など、幅広く解説していきます。HubSpotのCTAをうまく活用してウェブサイトやLPにユーザーを誘導し、CV率を向上させていきましょう。

 

CTA(Call To Action)とは、ユーザーに特定の行動を促すためのボタンやリンクのことです。HubSpotのCTAツールは訪問者をリードに変えるための強力なツールであり、ユーザーの行動を誘導してウェブサイトのコンバージョン率を向上させるために役立ちます。

非常に強力なツールでありながらユーザビリティにも優れているHubSpotCTA。主な機能や特徴をいくつかご紹介いたします。

まず第一にお伝えしたい特徴として挙げられるのが、ノーコードで作成できるということ。プログラミングスキルを持たないマーケターでも、ボタンやフォーム、画像などの要素をドラッグ&ドロップするだけで見た目にも魅力的なCTAを簡単に作成できます。

カスタマイズ性にも優れており、色や形、サイズ、テキストなどCTAの見た目も自由に編集可能。ブランドイメージに合わせたデザインを作成できます。

第二の特徴、それはHubSpotに登録されているコンタクトの情報を活用できるという点です。ペルソナ、業種、ライフサイクルのステージなど訪問者に合わせてパーソナライズされたメッセージを表示できれば、一般的なCTAよりもエンゲージメントを高められ、クリック率やコンバージョン率の向上を目指せるでしょう。

コンタクトに登録されていない訪問者の場合、所在地や流入経路、言語設定により表示するCTAを最適化できます。

第三の特徴、それはA/Bテストを行える点です。A/Bテストとは、2つの異なるバージョンを比較してどちらがパフォーマンス面で優れているか検証する手法。各ページに設置されているCTAの効果をリアルタイムで分析し、その結果をダッシュボード上でまとめて比較することができます。

どのCTAが多くのクリックを集めているか、どのCTAが最終的にリードや顧客へと繋がっているか、詳細なデータを取得して最適化を行っていけば、効果的なマーケティング戦略を立てられますね。

またHubSpotではマルチチャネル対応も強化しているため、ウェブサイトやブログ、メールマーケティングなど様々な媒体でCTAを作成することができます。

多様なプラットフォームにCTAを組み込み、複数のタッチポイントで顧客にアプローチできればより多くのエンゲージメントを獲得できるでしょう。

これらの理由から、HubSpot CTAは効果的なデジタルマーケティングを実現したい企業にこそ活用していただきたいツールといえます。

CTAは、ウェブサイトの訪問者をリード(見込み客)に転換するための重要なツールです。ただ設置するのではなく、ユーザーの興味や行動に合わせて誘導することが求められます。

本セクションでは、HubSpot CTAを設定する際の注意点やポイントをご紹介いたします。CTAを作成するに当たり、まず第一に『どのような形でCTAを表示させるのか』を考えることが重要です。以下の項目を意識しながら設定していきましょう。

訪問者のクリック意欲を掻き立たせるためには、CTA自体が目立つ色であることが重要です。赤やオレンジ、緑といった鮮やかな色が効果的とされていますが、なるべくブランドイメージに合う色を選択しましょう。

他にも、CTAのデザインも重要な要素の一つです。ボタン型や画像型、テキストリンク型など様々な形状から選択可能。視覚的な要素で訪問者のクリック意欲を掻き立たせ、クリック数の向上を目指しましょう。

続いてCTAの位置設定についてです。CTAを設定する場所としてポイントとなるのは、『訪問者が容易にクリックできる場所に設置する』ということ。ページ上部や記事終わりなど、比較的訪問者の目に留まりやすい位置に配置するよう心がけましょう。

CTAを設置する際の注意点は『訪問者が求める情報とCTAのメッセージが一致すること』です。訪問者が何を求めているのかを理解し、それに対応するアクションを促すCTAを作成しましょう。

「今すぐダウンロード」「無料で試してみる」など、テキストは簡潔かつ明瞭に。曖昧な表現は避け、具体的な行動を促す文言を示すことで、訪問者にその行動を促せるでしょう。

ページの内容や訪問者の興味に応じて複数設置することも有効的です。

訪問者の属性に基づき異なるCTAを表示できますので、設置するCTAによって行動に混乱を与えないよう、メッセージの一貫性を保つことは意識しましょう。

HubSpotのCTAは、ユーザーをリードに変換するための重要なツールです。

その多機能性は、ビジネスのオンラインマーケティング戦略を強化するための大きな武器となりますが、ユーザーの注意を引いて特定の行動へと誘導するには効果的なCTAが必須です。

ここまで、HubSpotのCTAの特徴や活用ポイントについて説明してきましたが、理論だけでは実感がわかないかもしれません。そこで、実際にHubSpotでCTAを作ってみることにしました。

(1)ダッシュボード上の「マーケティング」をクリックし、ドロップダウンメニューから「リード情報の収集」を選択し「CTA」をクリック。

(2)右上の「作成」ボタンをクリック。

(3)新規CTAの設定画面にてCTAのテキストやデザインを選択。テンプレート利用、もしくはゼロから作成することができます。

(4)画像やテキストなど、挿入したいコンテンツをモジュールよりドラッグ&ドロップ。リンク先URLなども設定できます。プレビューで確認し、設定が完了したら、「確認と公開」を押して完了させます。

ウェブサイトやLPにCTAを設定できれば、効果的にユーザーを誘導できるようになるでしょう。

実際に手順に沿って作ってみたところ、難しい知識は要らず簡単に作成することができました!

デザインに関してはボタンや画像、動画の追加も下記モジュールよりドラッグ&ドロップで簡単に追加可能。また画像へのURLの埋め込みやメッセージの追加等の操作性もよく、手軽に作成することができます。

CTAの配置位置も簡単に選択できます。

また画面上部にある「ターゲティング」からは、CTAを表示させるタイミングや表示場所、表示頻度も設定できます。実際に設定してから効果を検証し、随時調整していきましょう。

CTAの作成ができたら、公開設定を行いましょう。画面上部「オプション」より、公開予定日および公開終了日も設定できます。

コード入力など専門的な知識は要らず、入れたい項目をドラッグ&ドロップで設定し、画像やテキスト、色、文字の大きさなどの調整も簡単です。

皆様もぜひ、自社のウェブサイトやブランドイメージにあったCTAを作成してみてくださいね。

よりCTAの効果を高めるためには、パーソナライズしたコンテンツを配信することが大切。

そこでおすすめしたいのが『スマートCTA』の活用です。

『スマートCTA』とは、訪問者の属性や行動に応じて表示内容が変わるCTAのこと。一般的なCTAが「全てのユーザーに対して同じメッセージ」を伝えるのに対し、スマートCTAでは「訪問者それぞれに最適なメッセージ」を提供する機能です。

例えば、初回訪問者に対してはウェルカムメッセージを表示し、リピーターには新製品やセール情報を表示するなど、ユーザーの行動や属性に基づいて最適なメッセージを提供。

ユーザーそれぞれに適したメッセージやアクションを提供できれば、ユーザーエンゲージメントやコンバージョンの向上も期待できるでしょう。

『スマートCTA』は、マーケティング効果を最大化するために欠かせない要素となるのです。

(1)HubSpotダッシュボードから「コンテンツ」メニューを選択し、「CTA」をクリック

(2)「新規CTA」をクリックし、表示されるドロップダウンメニューから「スマートCTA」を選択

(3)「スマートタイプ」を選択

(4)「スマートルール」を設定

(5)CTAのデザインと配置を設定

(6)CTAの名前をつけて「保存」をクリック

具体的なユーザー属性や行動の設定方法については、HubSpotの詳細ガイドを参考に。

パフォーマンス分析等の強力な機能、さらにはユーザーフレンドリーさから、多くの企業にとって重要なマーケティングツールとなるHubSpotCTA。

CTAツールを活用してユーザーに明確な行動指示を出し、訪問者をリードに変換して自社サイトのパフォーマンスを最大限に引き上げてみてはいかがでしょうか。

メッセージ性のあるテキスト、目を惹くようなデザインのCTAボタンやCTAバナーを適切な位置に設定し、さらにA/BテストやスマートCTAも活用してその有用性を体験してみましょう。